三丁目のミケネコさん 2022-02-21 22:59:24 |
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「あー...なるほどねぇ。確かにストレスになりやすいそう。でもなんか正義の味方...ヒーローみたいでカッコイイよねぇ!僕は...そうだなぁ...僕はまだ無いんだよねぇ...んー、強いて言えば、やっぱり出来るものなら良い仕事は探したいから、政府関連?」
闇祓い、確か魔法界にはデスイーターとか言う組織...?があったような気がする。純血主義で人の命をなんとも思ってないサイコパスの集いなんだとか聞いた。そして、その集団を取り締まる方々が闇払い。確かになんかまるで正義のヒーローみたいな職業だけれど、自らの命を犠牲にするリスクやら、色々と考えないと行けない大変な職業だ。まぁ、エリオットくんがそれを選ばないのも案外納得出来る。僕でも多分闇払いは選ばないだろうな、命が惜しいし、何より正義がどうの以前にシャーロットに本当に身寄り無くさせたくない。シャーロットだけは、守らないと行けないから。僕は夢が無いと言うより、金さえ儲かって、それなりの権力があればそれでいいんだ。ならばやっぱり魔法省あたりに就くか?まぁ魔法界についてはまだまだ勉強しないと行けないことが多い、時間はまだあるんだから、これからちゃんと考えてみるのも悪くないだろうな。
「意図してついた嘘じゃなくて、ただの勘違いや誰かの妄想で出来上がったフィクション作品でも、それももう一つの“真実”を作り上げる要素になるかもね。それが人を救う薬となるか、殺す凶器となるかは人々次第だけど。」
宗教もひとつの例だ。なにかの見間違いや、誰かのイタズラ、技術が発展してない当時にとって論理的に解釈が難しい現象が人々に未知という恐怖を与え、それを無くすために、自分にとって都合がいいように解釈した物が宗教が産まれた瞬間なんだと思う。
「影響力があればあるほど、人は信じやすいからね...特にあの新聞社はね。」
デイリープロフェット、イギリスの魔法界にとってとても大きい情報網。デイリープロフェットが誰かの悪いデマを流せば、容易く社会的にその人を潰せるだろうな。よく使えばきっと救われる人は居るけれど、デマを流す為に使うなら、それはとてもタチが悪い。まぁ、みんな金のために働いてるんだからね。そこら辺は上に言われた仕事を盲目的にこなすのがほとんどだろうな。
「これほど規模が大きい学校なら、確かにありえない話じゃないよね。名門校だからそういうのない~とか、そんなことあるわけないしね。ユニコーンか....確かに万病に効くなら、乱獲は耐えないだろうね。今じゃ絶滅危惧種になってるのかな」
魔法生物に関してよくわかんないけれど、国からの保護があるなら、ユニコーンは絶滅危惧種なのかな?でも、ユニコーンか...マグル界での空想の生物と言われるユニコーンは中々オシャレな見た目だからな...実物はそれと同じなのかな?もし会えるものなら会ってみたいかも...
「わ、わかんない...なんで?二フラーってキラキラなもの好きだよね...?」
今思えば、確か僕は異様に動物に嫌われる。僕は動物は嫌いじゃないし寧ろ可愛くて大好きなのに...猫に会えば威嚇されて引っ掻かれるし、犬に会えば警戒心がすごくて吠えまくられるし...そして近づいたら容赦なく本噛みで噛まれる。魔法界に来て今度は二フラーか...なんで...?僕何かした...?
二フラーはエリオットくんの少しだけ不安定な猫撫で声を聞いて、背中をさすられて少しだけ落ち着きを取り戻して、髪を握る手を緩めた。
『きぃ....』
弱々しく、まだ少し怯えた声でそう鳴いたと思ったら、エリオットくんが僕に近づいたら途端、また凄い声で爆鳴きし始めた
『ぴぃ!!!ぴぃぴぃぴぃっ!!!プィィィィ!!!』
......うん、やっぱり僕が怖いせいだね。でも、僕だって触りたい!!エリオットくんだけずるい!!!僕はゆっくりとゆっくりと、じりじりとエリオットくんの方に近づくに連れて、二フラーの声はさらに大きくなっていく。僕は先程の様な声と、若干引きつった不審者の笑顔を二フラーに向けて
「に、にふちゃぁーん?ほら怖くないよォ...?キラキラだよー...?お兄ちゃんの所においでぇ?」
『びぃぃぃぃぃ!!!』
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