三丁目のミケネコさん 2022-02-21 22:59:24 |
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「ね!パフスケインはちっちゃいし従順だし、有り得そうだよね。でも余程特別な子じゃなけりゃ、1匹だけで先生が何十名も探しに行くわけないと思うなぁ。十匹何十匹だったら....大騒ぎになるからそれもなさそうだねぇ...でも1匹だけでも探すの大変そう。ちっちゃいし、あちこち飛び跳ねるからなぁ...」
小さくて愛らしいフォルムに従順な性格の毛玉ちゃん、小さければ小さいほど見つけにくいし、ましてや暗い場所。そして何よりあちこち跳ね回れるという事でずっと一箇所には留まらない。随分とまぁ難易度が格段と上がるものだねぇ。いやでも従順なら、別に脱走はしないかなぁ...
「うちに下僕精霊も居ないし、んー...なんて言うか周りは魔法もロクに使えなかったからなぁ...。自分で縫えないと厄介なんだよねぇ。使えるものはもう本当に使えないまでに使わないと勿体ないよ。まぁ見た目的には婆臭いだの、言われても仕方ないけど。まぁ任せてよ!少なくとも使えるように直すから!」
僕の場合は多分レパロが使えるようになっても、手縫いのままだと思う。魔法に頼りっぱなしだと、使えない状況にあるんじゃつまり何もできないと同様。家庭的とかはよく分からないけれど、何かあった時、原始的な生活を暮らす時は知っていた生きていけるだろうな。
「うんうん!四時過ぎだからできるだけ急がないとね!図書館の辞典も出来れば早く見つけられればいいけど、こんな広いお城なんだから、案外探すのも大変そう。」
(そう考えたら案外時間は多そうで、実はそこまでないだろうな。さっさと済ませないと時間はあっという間にすぎてしまうけど、こんなに広いんだから、見つけられるかちょっと心配だなぁ...)
僕はそう思いつつ、エリオットくんに急いでついて行って。
静かな廊下、2人だけの足音。この廊下、みんなで来た時の雰囲気よりも遥かに冷たく寂しい気がする。まぁ人は2人しか居ないんだ。そう錯覚するのは仕方ないだろうな。上を見上げ、自分の杖で少し光で照らしてみたら、そこには少し錆びたシャンデリア。恐らく長い間使ってるだろう、
「このシャンデリア、結構古そうだし、少し錆びてる...落ちてこないといいけど..そろそろ替え時じゃない?」
と控えめにシャンデリアを指さして
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