三丁目のミケネコさん 2022-02-21 22:59:24 |
通報 |
「うんうん、杖取られたら大変!一本しかないし、授業で使えないのもあるけど、何かあったらまずいよね。うーん..そうだなぁ..他にホグワーツに居そうな生物...なんかパフスケイン...とか?ちっちゃいし、まん丸だし、取り扱い簡単だし、毛が魔法薬の材料にもなるって聞いたしさ。」
ピクシーは確かにイタズラ好きだったような気がする。檻から脱走してても案外おかしな話じゃないな。それだと杖はちゃんと取られないように警戒は怠っては行けない。杖は変えがないんだ、この一本が上手く何年も持ってくれなくて、折れたりしたら終わり。図鑑の中に写るパフスケインのふわもち具合もまた、二フラーといい勝負してると思う。手の平サイズでふわふわした毛並み、まん丸おめめ.....んー!!!堪らない!!もし居るなら、滅茶苦茶に触りたい!!
「んーん、好きでもないし嫌いでもないよぉ?ただ妹の服とか自分の服とか縫うためだねえ。んー、エリオットくんももし急ぎで治したい服がある場合こっちに寄越しな?ボタンぐらいならすぐに直せるから!大きな穴とか空いた時は...僕はぬえば、別の布使うし、見た目ダサくなるから多分下僕精霊さん達に任せた方がいいかなぁ」
服はいちいち買い替えてたらきっとすぐに破産してしまうよ。少しの穴ぐらいなら、自分でふさげる様にしないと行けないんだ。穴を違う布で塞ぐのはババくさいとか孤児院の子達に偶に言われる、でもそうすることしか出来ないし、一々気にして見栄を貼ってたら無理がある。でももしエリオットくんのシャツからボタンとか取れたりしたら、僕ならすぐに直せるだろう。もし彼が構わないのなら、僕に任せてと提案し
「ん、そうだねぇ..とりあえず先に図書館を見てみよ。本来の目的を先に達成させたら、魔法生物探そっか。」
流石に本来の目的を見失って、魔法生物探しに行くのは良くない。魔法生物ばっか探して、先生に見つかって、最終的に図書館に行けなかったと言う感じにはしたくない。ならば先に図書館に行った方が良いはず。僕はエリオットくんの持つ地図を見て
「んー...図書館..図書館...お、ここかな?」
と図書館と言う表記の所に指さして、言って。
「そこまで遠くはないか...でも先に寮から出ないとね。」
なんだか古城の探索というのは案外憧れだったので、少しワクワクしつつも、ちゃんと周りに聞き耳を立てる。流石にはっちゃけて警戒無くしたら、後悔するのは僕達なんだから。
トピック検索 |