三丁目のミケネコさん 2022-02-21 22:59:24 |
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「えぇー、だって元気な子嫌いじゃないし、なんで嫌われるのか気になるもん!理由知ったら、もし誤解とかなら、周りに変な噂を流される前に解く方法考えられるでしょ?」
(友人が増えるのはいい事だし、誤解だったら早めに解いた方が後に誤解が誤解を招いたり、面倒臭い事にはならない。たとえ友人に離れなくとも、せめて普通の会話ができるぐらいは仲良くなりたい。)
「今この状況から見ても多分またやってくると思うし、その時仲良くなれるように頑張る!」
にっと笑えばそういい
「んー、僕寒いの平気だから大丈夫!貸し借りとか考えない考えない!僕もいっぱい助けて貰ったしね!1回ぐらい返させてよ」
貸し借り以前に、僕の方が返さないと行けない。僕の方が、今日だけで何度も助けられたんだから。それに友人になった今、助け合う事は当たり前に考えることが一番だ。お礼を言われて、気にしちゃ負けだと言えば、僕達は部屋まで戻った。そしてエリオットくんは羽織ってた僕にカーディガンを返し貰い、
「秋の夜はよく冷えるからねー、これぐらい気にしないで!そうだね、寝坊して初日から遅刻して減点されたら大変だ。僕も結構疲れたから、明日持ってく教科書だけでも準備してもう寝るよ」
案外部屋に戻る道中に絡まれなくて良かった、これ以上にはさすがに教員の見回りが来そうだし、何より疲れてしまう。僕は朝が弱いから、これ以上疲れれば余計寝坊しやすいだろうし、早く寝ないと、一日中いつでも何処でも居眠りしてしまえる。
僕は教科書以外の荷物を整理するのはまた明日にし、鞄を開いて時間割り通りに教科書や筆箱、ノートを入れ、寝る準備をした。片付けている間に、辞典に挟んであった、父さんがアズカバンに入る前日に撮った家族写真が地面にヒラヒラと落ちたことには気づかない
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