三丁目のミケネコさん 2022-02-21 22:59:24 |
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「エリオットくんの言う通り、かなり無理してるって事は君自身でもよく分かってるんじゃない?それに、そろそろ先生来るのおかしくない時間だと思うんだけど...」
『ブライアンに怪我をさせた奴がよく言うわ!先生が来るなら別に来ればいいさ!全部お前が悪いんだからな!』
話が通じない...まるでアヒルがニワトリと会話を試みてる様だ。壁にかけてある時計に目を向けると、どうやらもう15分も揉めてたらしい。僕に全部責任を擦り付け様とする彼は少し無理してるような表情をしている。今どっちが優勢なのかも分からないような馬鹿じゃないって事は伺えるし、もしかしたら引き下がるプライドが邪魔してるのだろう。流石にこれ以上の騒動は先生に片付けてもらうのが一番だ。だが、
「先生に見つかって、深夜にみんな仲良くトイレ掃除とかしたくないんだけど...」
僕はポツリとそういったら、エリオットくんと僕に正論を突きつけられて、悔しそうに拳を握り、歯ぎしりするグレイソンくん。そして暫く黙っていたブライアンくんはやっと口を開いたと思ったら、グレイソンくんに助けを求めていた。先程の威勢はまるでなくなっていて、もうこの場から離れたい様子だ。
『...チッ!絶対お前ら許さないからな!!!特に貴様だ!セシル・クレスウェル!!ぜってぇ貴様の秘密見つけてバラしてやる!!おらさっさと行くぞブライアン!』
少し沈黙の間を開けたら、いい打開策を思いつかなくて更に不機嫌になったのか、またもや舌打ちをし、僕たちに脅し文句を吐き捨てれば、乱暴にブライアンくんの腕を掴みその場を離れようとするが
『うおぉっ!ちょ、まっ!乱暴に掴むなよぉ!!』
すぐに起き上がれなかったブライアンくん半端引きずられて声を上げた。それに対してグレイソンくんは遂に思い通りにならなかった事への怒りを爆発させたのか、
『うるせえなぁ!サッサと立て!おめぇんだよ豚!!』
とブライアンくんに当たって、暴言を吐くだけならず、鬼の形相で睨む。ブライアンくんは怒ったグレイソンくんを怯えたのか、すぐに
『すいません...』
と謝って、大衆にドン引きされた目で見られながら、二人はシャワー室を去っていった。
「......一体...なんだったんだろねぇ...」
僕は彼らが去ってからも困惑の表情を浮かべ、エリオットくんに聞いてみては苦笑し。それより、彼の脅しは中々僕に効く。何処かの金持ちの坊ちゃんなのか知らないけど、もっと気をつけないとね。
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