三丁目のミケネコさん 2022-02-21 22:59:24 |
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「うんうん!その中にフィギュアスケートってものもあってね、氷の上を滑りながらアクロバティックな動きをするんだよ!動きの芸術性も問われるから尚面白いんだ!マグルの世界はいいぞぉ!魔法はなくても、魔法並に凄い事をやれてるんだよぉ!!こっちじゃ結構偏見酷いけど、もしかしたら僕達が気づかないだけで、マグルって思ってる以上に、こっちと対等なぐらい強かったりね!...お!エリオットくんもマグル学取ろうと思う!?僕も取ろうと思うんだァ!」
魔法界じゃマグルの偏見は酷い、まぁ仕方ないだろうな…魔法界では杖一本でなんでも出来るんだから、道具がないマグルなんてひとひねりで潰せるだろうね。でも案外マグルも負けてはいないと思うんだ、化学技術発展の勢いが凄い。たった一年で段々とアップグレードしていく電子商品、金持ちの部屋なら、部屋全体を人工知能とか言う物に任せれば、まるで魔法の様に呪文を唱えて灯りを消したりつけたり出来るらしい。もしかしたら普通の庶民でも買えるようなお手頃価格になるのもまた時間の問題かもね。魔法界もマグルの手を取って協力しあったら、技術はさらに発展すると思うんだけどなぁ...マグルの世界は魔法界より少なくとも、僕にとっては平和。少なくとも...僕とシャーロットに酷い事をしてくる人はいない。いつかエリオットくんにマグルの世界を案内して行きたいな。
「勝てる物なら勝った方がテンション上がるよね!まぁ全力出して負けても、まだまだ強くなれるって事だから案外悪くないかも。そうだなぁー...嫌な奴に関しては、そっちが手を出してこない限り、こっちも手を出したくないなぁ...面倒臭いもん!勝っても負けても逆恨みとマウント取られるからさぁー...個人的には絡みたくもないから、出来るだけそんな子達とは戦闘避けたいかな。でも、もしやらないと行けないようなら全力で叩く!それを機にもう二度と絡んで来ないといいよね~」
リスクがどうのの前に、面倒臭い。別に誰かを叩いて負かして気持ちいいとか、感じる暇が無いんだ。そんな時間があるならとりあえず終わってない課題や勉強を何として有意義に使いたい。エリオットくんはとっても才能があるだけじゃなくて、その才能を上手く使えるほどに賢いと思う、きっと彼なら嫌な奴でもすぐに全員潰して行けるだろうな。でも、必要な時と必要じゃない時があるんだから、全部全部脳筋に叩いて行っても、もしかしたら損をするかもしれない。どんなに嫌いな奴でも、自分に、将来的にメリットが有れば助けてみる価値はある。
(まぁなんであれ、エリオットくんと一緒にいるならお互いのダメなとこを補える様にならないとね。)
僕はふふっと笑ってそういい
少し考え事をしていたせいか、気づいたら少し長くシャワーに当たっていた。これはのぼせる前に早くでないとなと、蛇口を閉め、タオルで体を拭いては、着替えを済ませ、外に出用途した瞬間一つ隣の個室あたりから、『うわっ!?』という声と、エリオットくんの怒った声が聞こえた。
「....!?」
何事かと僕は個室から出て、声が聞こえる方を見たら、エリオットくんに目を付けてたブランケットの子が床に座り込んでて、エリオットくんが彼の向かいにたっていた。
「....えと...何してるの?二人ともだいじょぶs」
と僕は心配で問い掛けてるにもかかわらず、ブランケットくんが僕の言葉を遮りエリオットくんに怒鳴り出した。
『あぁ!?お前がいきなり出てきたのが悪ぃんだろうが!!お前が謝れや!』
(...あー、なるほど?つまり、ブランケットくんがいきなり出てきて、そしたらエリオットくんがいて、驚いて滑った...のかな?それより言葉遣い悪いなぁ...スラム育ちかよ...いやスラムの人も案外礼儀正しい人いるから失礼か)
『あー、いってぇ!これ絶対ひねったわ!どうしてくれるんだよ!』
わざとらしく足首をさすったりして、泣き真似をしだしたブランケットくんを見て、僕はあまりにも見苦しいと感じたのもまぁ一旦置いといて、そのへっっっったくそな演技を見て、僕は思わず
「ッブフッ...あー、ごめん...っふ...ふふ...別に笑うつもりじゃ..っふ、それより、折れたんじゃないんだね..っふふ」
笑いを抑えられ無くなって吹き出してしまい、それでも必死に抑えようとして腹を抱え、プルプルと震えて
(その治安悪い様なシチュエーション、どこかで見た事ある気がする!なんかのチンピラがやりそうな定番の理不尽な脅しだ!改めて本物を見ると中々面白いな!ダメだ、ダメだ、笑っちゃダメなのに...!)
『折れてたらいてぇだろうが!!...あ』
それを聞いて僕はまた吹き出してしまった。だって仕方ないだろう!?自分で自分の嘘を嘘だと言ってる様な発言をしたんだから...
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