三丁目のミケネコさん 2022-02-21 22:59:24 |
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「!!!勿論いいとも!!作り方なら僕知ってるから、任せてよ!!手取り足取り教えるよ!料理上手いのかと言えば全然そうでも無いけど!」
最後の不安を煽る様な要らぬ一言を加えれば、自分の胸元をドンッと、自信に満ちた表情で叩き嬉しそうに言って。折角友人と一緒に何か出来るんだ、そりゃ楽しみになるに決まってるだろ。
「万が一の為に、一応事前にもリサーチはしておくし、きっと大丈夫大丈夫!ホグワーツが燃える前には火を止めればいいし、包丁でお互い刺し合わなければ基本大丈夫!何とかなるさ!」
僕に任せろ!と言わんばかりにグッと親指を立てて、またまた人の不安を煽る様な発言をして
「ちょっと苦手なんだよなぁ...夏休みに教科書ちょっと読んだけど、即寝たし...偉人の顔が覚えられないや...」
うげっとなって、自分の魔法史の教科書を手に取ってペラペラと中をめくってみればまた溜息を吐いて、教科書を見てられないのか机の上に戻して
「なんでよりによってその時間に魔法史なのかな...お昼前が1番いいのに...若しくは飛行訓練前に..飛行訓練って疲れそうだしね..まぁやれるところまでやるしかない!睡魔との戦争頑張ろう!!」
まぁクラスは僕達のクラスだけじゃないってのわかってるし、先生が一気に分身することは無理だって事もわかっている。だから時間割りで魔法士がお昼の後だってことは仕方が無いとは思う。だが、やっぱりダルい。ダルいものはダルいんだ!でも、精々40分ぐらいの辛抱だから、頑張ればきっと..大丈夫。多分。
「決闘用!確か決闘クラブってのあったよね!!僕あれめっちゃ興味あるんだよねぇ!いつか出場してみたい!!まぁ、その前にしっかり呪文覚えないとだけどね!一方的にタコ殴りにされる趣味とかないし!」
ろくに呪文が出来ないなら急いで出場しようとしない方がいいだろう。余程一方的に袋たたきにされるのを望む...所謂マゾヒスティックな人以外なら尚更だ。今度決闘クラブに見学してみようかな、きっと何か学べる物はあるだろうな。僕はウキウキとそう言えば
「今度決闘クラブに見学に行こうと思うんだ!良かったら一緒に行こーよ!」
と決闘に興味ありげなエリオットくんの手を衝動に任せて握り、目を輝かせて
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