三丁目のミケネコさん 2022-02-21 22:59:24 |
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「お、やっぱりあの子?いやぁ、でも流石に覚えてるんじゃないかな...?こんなに早く忘れるってない..んじゃない?寧ろ、怒られて嫌いになったと同時に、女の子たちの視線独り占めして更に恨んだー...とか?」
(あ、逃げちゃった...こうやって見てるとほんと惨めだなぁ。
でも本当に怒られたこと忘れてたら金魚より記憶力ないんじゃない?てかそもそも立場一切考えてないなあの子。こりゃ絶対長生き出来ないやつだ。しかも同じスリザリンだよねあの子、どうやって生きて行くんだろうね...ちょっと気になる...)
エリオットくんに睨まれて、肩を震わせれば逃げていった彼を哀れみな目で送り、流石にないんじゃないかなとやや否定するも、可能性というものはあるので無いとは言いきれない。
「ぁあー......たしかに...偶にフェイクニュース乗ってたりする場合も有るよね...金さえ払えば隠蔽工作でも何でもしそう...うわぁぁぁ..本当にありそう...これは笑えない冗談だよ..先生まで消えるって...」
(確かにデイリープロフェットには酷く"お世話"になった。幸い未成年の僕とシャーロットの本名は新聞には出されなかったが、父さんと母さんの名前はバリバリ乗っていたし、父さんはDV男で母さんは爺さんを殺した人殺しだとか、父さんが僕を知らないおじさんに体を売らせてるんだとか、頭おかしいとしかいいようがないニュースを流されたり...まぁきっと当時の人には皆面白おかしく捉えてたけど、捉えられた僕らは地獄のような仕打ちしか合ってない。)
まだ赤ん坊のシャーロットにさえ悪魔の血が入ってる~だとか言われて散々だった。まぁ、ちゃんと本当の事を書く記者も居たようだが、そういうまともな記事は何故かすぐに消されたりするのはきっと、なにかの陰謀が裏で働いてるからだろう。
(何年も前の事だし、難しい文字を理解する事は出来ない頃だった。今更記事を漁る気も起きない、わざわざ自分の地雷を踏むなんざとんだバカだからな...)
「...別にィー?ただ、ちょっと、カラスに脅かされただけだし!」
図星に刺さった事を必死に隠そうとするが、さすがに無理が有って、目は合わせず、笑顔で誤魔化そうとし。こういう系の怖い話、特に魔法界では本当に起こる可能性がありそうな分怖い。マグル界だと別に怖くないのに...わざわざ指摘してくるエリオットくんは絶対仕返しのつもりに違いない。まぁいいだろう、仕方ない。まだこの場所のことを知り尽くしていないのだから
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