匿名さん 2022-02-20 20:09:07 |
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っ…はは、そんなに縮こまるな。何もとって食べたりしないよ。
(やはり、というか想像以上というか、事前に聞かされていた彼女のイメージとは少し違うその返答に思わず吹き出してしまい、その胸に抱えられた資料たちに目をやれば彼女の今回の課題は薬草作りなのだと知り。得意分野ではあるが人に教える経験はそう多くなかった。だいぶ緊張しているようだし、まずはこれを何とか解さなくてはとそばのテーブルにあったエルダーフラワーから抽出されたオイルの瓶を手に取って掲げ。さらに後ろを通り掛かった生徒の手にあったカモミールの鉢から1枚葉を拝借しテーブルに置いて、)
「まずは君の力が知りたい。このふたつと魔法で作れる薬があるんだ。君はそっち。こんな風に、気体にしてほしい。」
(やって見せろと言わんばかりに相手の目を見ては金色に輝く双眸に眩しそうに目を細めてからブレザーの内ポケットから小さな杖を取り出して。手本を見せるべくそれを先ずはエルダーフラワーのオイル瓶の口にとんとん、とたたきつけて。ふわりと香る華やかな香りと共に薄い紫色の煙を出現させて見せ)
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