crのバニだる

………。じゃあ…明日、だるまが起きなきゃいけない時間まで抱き締めさせて？

(背後から聞こえてきた呟きと緩む腕の力を感じると、独占欲の炎が鎮火し感情の昂りが治まるのを待ってから身体を反転させて向き合うと優しく囁き。身体を起こして毛布を広げ更に掛け布団も引き寄せると、相手も一緒にしっかりと布団の中に納まるようにくるまってから優しく抱き寄せて密着すると気持ちも落ち着いた為か、ふにゃっ…と柔らかく表情和ませて今度は過保護な一面を垣間見せ)

明日…なるべく早く帰ってきてな…？待ってる。もし迎えが必要なら連絡くれたらすぐ行くから。
あと、知らない人について行ったりしない事。迷子にも気をつけてな？変な人に絡まれたら逆上させないように。何処かの店に入るとかして、第三者に見てもらえるようにして助け求めて？あとはー…んー何かあるかな……

おん、そのくらいなら全然ええよ。
やっぱ、バニと一緒やないと落ち着かんわ

(一緒に布団に包まられればぎゅっと抱きつきながら幸せそうに呟き、ふにゃりと微笑めば甘えるようにぎゅっと抱きつき、過保護な様子を見れば少しムッとしながら)

子供でも女でもないんやから大丈夫やって！！
それにありさかとかと一緒やし！

嬉しい…大好き。
甘えてくれんのも抱きついてくれんのも、だるちゃんがしてくれる事はみんな好きよ…

(腕の中にいる愛しい相手が甘えてくれるのはこの上なく幸せな事で、綻んだ表情更に優しく和ませて嬉しそうに微笑むと顔中に軽く口付けて甘やかすが、過保護な発言にはご機嫌ななめになる様子見てクスッと小さく笑い声を漏らし、互いの額と額をくっ付けて目線絡ませ)

ありさんもオレと同じ事言うと思うけどなぁ～だるちゃんの好奇心旺盛なとこ、よく知ってるし。
可愛い物とか面白そうな物見かけたらさ、だるちゃんって気になっちゃって意識取られるじゃん？前にでっかいぬいぐるみ買って持って帰ってきた事もあるしさ…

ほんま？めっちゃ嬉しいわ！

(口付けをされれば機嫌が治ったのか嬉しそうに笑えばお返しのつもりなのか相手の唇へと軽く口付けをしては照れたように笑い、相変わらずの過保護っぷりには不満そうにむすっとしたままで)

うっ……でかいぬいぐるみとか変な人について行くのは別やん？

だるちゃんが嬉しそうだとオレも嬉しいし、幸せ…

(表情の変化が愛らしく双眸柔らかく細めて和んでいると唇が重なり、照れて笑う相手につられたように恥ずかしそうに嬉しそうに笑って更なるお返しとばかりに唇を何度も啄むと、過保護になる理由が相手の好奇心旺盛な所が大部分な理由だと改めて教えるべくムスッとする頬にも口付けて)

ありさんが明日一緒なら大丈夫かなって思い始めてるけど、だるちゃんは好奇心が強いから予期せぬ事しそうで心配になるんよ。
それに優しいからさ…例えば、困ってる人見かけたらほっとけなくなりそうだし。人助けは良い事だししちゃ駄目とは言わんけど、それを逆手にとって悪い事企む輩も…今の世の中っているんよ。
だから、気をつけてな？って…オレも心配しすぎちゃうって訳。

俺も一緒やから俺らずっと幸せやな！
バニの事好きになってよかったわ！

(恥ずかしそうだが相手からの口付けは嬉しい様子で目を細めれば、愛おしそうに相手の頬に触れながら告げて相手の過保護っぷりが自分を好きだからって事が改めて認識できたのか不満そうな表情にはならず、じっと見つめながら)

1人にならん様にするし、バニが心配ならありさかと手繋いだってええよ。
大丈夫。バニが心配する様なことにはならん様に極力頑張るから！
だから、バニは心配せんといて？

両想いになれて本当幸せ…ずっとオレの隣に居てな、オレも離れないから…

(頬に触れてくる相手の掌に自分からも頬を擦り寄せて甘えていると、密着してる為お互いの体温が伝わり合っているせいか眠気に襲われ始めてトロンと表情が眠たげに蕩け始め。心配になる理由を茶化さず真剣に受け止めてくれたのか、自分を見つめる双眸の力強さがカッコイイと感じて抱き締めてる腕の力をほんの少し強め)

そうだなぁ…ありさんと手繋ぐのは、オレ嫉妬しちゃうかもしんないけど｡でも人混みではぐれたりしたら大変だし…だるちゃんの判断で繋いでほしいな。
だるちゃんの言葉信じて待ってる、明日天気良いといいなぁ…

バニから離れてって言われん限り離れるつもりないで？
バニ……

(きっぱりと告げれば幸せそうな笑みを浮かべていたが次第にこちらも眠くたくなってきたのか欠伸をすれば、眠たそうに名前を呼びながらぎゅっと抱きつき)

おん、バニありがとう。
明日…帰り迎えに来てくれへん？

言う気全くないよ、オレ。
だるちゃんも眠くなってきた？一緒に寝よ…

(眠気に襲われる中でもしっかりと告げておやすみの口付けとばかりに唇重ねて優しく微笑みかけると、眠たげな相手を寝かしつけようと背中をポンポンとリズム付けて優しく撫で叩き)

うん、連絡待ってる…必ず迎えに行く。
ないと思うけど…何か緊急な事起きた時も連絡くれたら行くから。

安心したわ。
せやな。バニおやすみ…

(迎えに来てくれるのが分かれば嬉しそうに目を細めていたが背中を叩かれれば徐々に声も眠たそうになって行き、目を閉じれば小さな声で告げればしっかりと抱きついたまま心地良さそうな寝息を立てて)

おやすみ、だるま…

(腕の中で寝息をたて始めた恋人を起こさないよう力加減に気をつけて、愛しげにギューッと抱き締めてから瞼を閉ざせば程なくして眠りにつき。時間はゆっくり過ぎていき夜から朝…日の出の時間を過ぎて午前七時過ぎになった所で目が覚め、ぬくぬく心地良い布団の中で暫しボーッとし寝ぼけ眼で腕の中にいる相手の額にそっと口付けて小声で囁き)

おはよー…

ん～…やだ…まだ起きたくない……

(起きた様子だがまだ眠たいたらしく目を瞑ったままぎゅっと抱きつきなおせば、顔を埋める様にしながら甘える様な声で呟き)

そっかー…オレもまだ眠いの…。
だるま…待ち合わせの時間、何時…？二度寝出来るならもう少し寝てよ…

(遅れて目覚めた様子だが眠気に負けてるらしく甘えてくるような仕草に微笑み、しっかりと抱き締め直してから背中を撫でて聞いていなかった事を問い)

えー……多分10時くらいやったと思うけど……

(待ち合わせの時間よりも今は眠気の方が強いらしく答えも曖昧で、今にも眠りそうなほどうとうとてしており、頬擦りをすればそのまま寝ようとしている様子で)

…ふぁ…っ、十時……なら、もう少し…ゆっくり出来……

(ぬくぬく心地良い現状に、堪えきれない欠伸を漏らして微睡んでる相手の背中を擦り続けているうちに眠気に負けて再び寝息をたて始め。時間が進んで午前八時半を過ぎてもまだ寝覚めず、しっかりと抱き込んだまま穏やかな寝顔で快眠に浸り続け)

ん～……バ…ニ……

(幸せそうに寝言で相手の名前を呼びながら出かける時間が刻々と近づいているが、抱きついたまま全く起きる気配などなく心地よさそうに眠っており)

……ん…、だる…。…好、き……。

(二度寝につくと二人でご飯を食べてる夢を見始めて、あ～ん…とし合ったりと仲良し全開の幸せな夢で恋人の愛らしい笑顔が沢山見れて寝顔もずっと綻び口元は緩んで笑み浮かべ。幸せな夢を見てる反面、時間は流れ続け…とうとう九時半前になってしまうが未だに目覚めず)

ん……今何時…

(もぞもぞと動けば目を覚ました様子で、時間を確認しようとした所笑みを浮かべている相手の顔が見えたのか笑みを浮かべれば、起きてないことをいいことに軽く額へとキスをしては時間を見ると焦ったように相手の腕から抜け出そうとして)

んん…っ、だるちゃ……？

(額に口付けられた事には気付けなかったが腕の中で動き始めたのを感じて目が覚め、ボンヤリとした意識の中で呼びつつ手探りで枕元に置いていたスマホで時間を確認すれば、九時半ピッタリで一気に覚醒して慌てながらも丁寧に身体を起こし恋人の身体も優しく抱えてベッドから起こしてやり)

ごめん、だるちゃん！二度寝し過ぎた！
待ち合わせ場所までオレのバイクで送るから、支度しよ？

バニは謝らんくてええよ？
眠いって言ったのは俺やし。

(謝られれば申し訳なさそうに告げて諦めたように笑えばスマホを手に取れば、相手から少し離れてどこかに電話をかける恐らくありさかへの電話だろう。)