crのバニだる

…ふぁ…っ、十時……なら、もう少し…ゆっくり出来……

(ぬくぬく心地良い現状に、堪えきれない欠伸を漏らして微睡んでる相手の背中を擦り続けているうちに眠気に負けて再び寝息をたて始め。時間が進んで午前八時半を過ぎてもまだ寝覚めず、しっかりと抱き込んだまま穏やかな寝顔で快眠に浸り続け)

ん～……バ…ニ……

(幸せそうに寝言で相手の名前を呼びながら出かける時間が刻々と近づいているが、抱きついたまま全く起きる気配などなく心地よさそうに眠っており)

……ん…、だる…。…好、き……。

(二度寝につくと二人でご飯を食べてる夢を見始めて、あ～ん…とし合ったりと仲良し全開の幸せな夢で恋人の愛らしい笑顔が沢山見れて寝顔もずっと綻び口元は緩んで笑み浮かべ。幸せな夢を見てる反面、時間は流れ続け…とうとう九時半前になってしまうが未だに目覚めず)

ん……今何時…

(もぞもぞと動けば目を覚ました様子で、時間を確認しようとした所笑みを浮かべている相手の顔が見えたのか笑みを浮かべれば、起きてないことをいいことに軽く額へとキスをしては時間を見ると焦ったように相手の腕から抜け出そうとして)

んん…っ、だるちゃ……？

(額に口付けられた事には気付けなかったが腕の中で動き始めたのを感じて目が覚め、ボンヤリとした意識の中で呼びつつ手探りで枕元に置いていたスマホで時間を確認すれば、九時半ピッタリで一気に覚醒して慌てながらも丁寧に身体を起こし恋人の身体も優しく抱えてベッドから起こしてやり)

ごめん、だるちゃん！二度寝し過ぎた！
待ち合わせ場所までオレのバイクで送るから、支度しよ？

バニは謝らんくてええよ？
眠いって言ったのは俺やし。

(謝られれば申し訳なさそうに告げて諦めたように笑えばスマホを手に取れば、相手から少し離れてどこかに電話をかける恐らくありさかへの電話だろう。)

いや、でも…！

(表情に影を帯びた感じが見てとれて言葉を続けようとするも、電話をする様子を見ると静かにしようと口を閉ざし。とにかく送ってあげようと思い、手早く服を着替え必要な物を持って電話が終わるのを待ち)

あれ？バニもう準備終わったん？

(暫し電話で楽しそうに話した後終わったらしく、目線を相手の方に向ければ準備ができている様子にクスッと笑みを浮かべ、さっきまで焦っていた様子など微塵もなく)

終わったよ、だるちゃんも早く早く！

(通話が終わるのもハラハラしながら見守り続けてバイクの鍵を必要以上に触りながら待ち、電話し終わった相手が此方を向き落ちついた様子で話す姿を不思議に思い頭を傾げるも、急かすように声をかけ)

ありさん、呆れてなかった…？

まぁ、俺らしいとは言われたな。
約束明日にしたわ。

(ヘラヘラと笑いながらさらっと告げれば、せっかく相手が着替えているのだからとゆっくり着替え始め、すぐに終われば楽しそうな笑みを浮かべながら)

バニ！このままデート行こか！

そっか…。明日は二度寝しないようにしよ…

(ありさんごめん…！と、胸の内で謝り倒しつつ着替え始めた様子を眺めていると紡がれた提案に双眸見開かせて驚くも、すぐに嬉しそうに破顔して笑顔向けながらギューッと抱き締めて明るい声音で質問しまくって楽しみで仕方ない雰囲気を爆発させ)

行く…！デートしたい、何処行こうか？
バイクで行く？ゆっくり歩くのもいいけどな。だるまの行きたいとこ教えてくれん？

せやな。流石に今日は寝過ぎたわ。

(流石に悪いとは思っている様子で反省したように呟けば、
相手の反応に少し驚くもののすぐに楽しそうに笑えば、とりあえず落ち着いて欲しいのか背中をポンポンと撫でて)

ん～、たまには手繋いで歩くのもええやろ！
それがな、行きたい所ないんよな。
バニと一緒ならどこでも楽しいし。

明日は朝七時に絶対起きるようにするわ。
じゃ、手繋いでのんびり歩こ～！オレも今考えてるけど…そうだなぁ、確か新しいショッピングモール出来てなかったっけ？そこ行ってみる？ご飯食べれるだろうし、たまには色んなお店見て回るのも楽しそうじゃん？

(背中をポンポン叩かれて少し冷静さを取り戻すが嬉しい気持ちは高まるばかりで、笑顔向けたまま二駅程歩く必要はあるがかなり大きなショッピングモールに行かないか提案し)

お、めっちゃデートっぽくてええやん！
そこ行こう！！

(普段引き篭もりがちな為普通のデートらしいデートに行く事は全くなくキラキラと目を輝かせながら告げれば、もう既に行く気満々な様子で、離れれば笑顔を浮かべながら手を差し出し）

よし、決まりな！
じゃ…行こっか、オレの大事な王子様…

(綺麗に輝く双眸の強さにデートプランとして合格点を貰えたのがより嬉しさが増し、身体を離されると口元を真新しい黒のマスクで覆って完全に身支度を済ませ、笑顔で差し出された手に指を絡ませしっかりと恋人繋ぎで手を繋げば並んで歩み出して玄関に向かい、忘れ物がないか確認して施錠も忘れず済ませると一路ショッピングモール目指して歩き始め道中楽しみで仕方ないせいで色々と語り)

オレが選んだ服、だるまに着てほしいな～いい感じのあるかな？お揃いの物も良いよな…

バニの事やからお姫様って言ってくるかと思ってたわ。

(驚いたような表情を浮かべるがすぐに照れたように頬を赤らめれば、素っ気ない様子で告げようとするが照れているのか目を逸らしながら告げればぎゅっと手を握り返し、話を逸らすかのように話し始め)

なら、俺はバニの服選ぶわ！
お揃いのもんは確かに欲しいなぁ…

お姫様なだるまは、オレ一人が知ってればいいから。…王子様なだるまも、男前と可愛さが同居してるけどな？

(照れ隠しするかのように目線を逸らす恋人と繋いでる手を口元に引き寄せて、手の甲にチュッとリップ音響かせて軽く口付けてから悪戯っぽく笑って囁くと、買い物の話に話題には嬉しそうに笑って何度も小さく頷き)

選んでもらえた服、めっちゃ大事にする！
お揃いは…アクセなら、ピアス？かな？日用品となるとかなり悩みそうだよなぁ…

んじゃ、バニはずっとかっこいいから俺の王子様やな…？

(手の甲に口付けをされてはすぐに赤くなり、さらにぎゅっと手を握りしめながらも幸せそうにだらしない笑みを浮かべながら告げて、買い物の話には楽しそうに考えている様子で)

指輪でもええけどなー？

そうよ、ずーっとだるの王子様よ。

(しっかり繋いだ手は見てるだけで幸せでニコニコ笑んだまま、今度は赤くなった恋人の頬にもチュッ…と口付けて道の往来も気にせずイチャつきまくり。お揃いの物に指輪が出てくると小さく頷いて穏やかに会話を続け、そうこうしてるうちにショッピングモールが見えてきて)

指輪もいいな、確かに。ゲームするのにさしつかえると、だるちゃん困るかな？って思ったけど…気にならないのなら指輪もしたいな。…先に何か軽く飲み食いする？寝起き後に歩いて来たし、喉乾いてんじゃない？大丈夫？

(/検索避けしてなかった為急に始めております、混乱させていましたら謝罪します)