門番 2022-01-22 17:59:35 |
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>29 鴉さん
そう、ですか。ああここですね。お茶会にしては、随分と人が少ないようですが。
(彼の言葉に従って道を進む中見えたのは、色の無い薔薇や瑞々しさの欠片もない林檎。時折見られる建造物らしきものにも色らしき色がないのは、今の自分の心から来る幻覚だろうか。乾いた風の音に混じって聞こえてくる悲鳴は、重苦しいこの国には相応しいBGMだった。鴉の羽毛には、彼女の瞳から落ちる涙の粒がしみ込んでいく。涙の主は己の感情に自覚がないのか、辿り着いたお茶会の会場に対し乾いた声で言葉を紡いだ。茶会と称するだけの最低限のものこそは揃っているが、華やかさや賑やかさは微塵たりとも感じられない会場。せめてもの景観として見えるのは、今にも落ちそうな枯葉を数枚付けた大木ぐらいだった。)
(/質問なのですが、こちらから不思議の国の情景描写をすることは可能でしょうか?トピ主様の解釈と違うものがあったら申し訳ないのですが……!)
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