門番 2022-01-22 17:59:35 |
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>22 帽子屋さん
な、なんでも無い日を祝うお茶会。帽子屋。……アリス。
(不躾にも投げ掛けた幾つもの質問に対し返ってきた曖昧な答えを、ゆっくりと反芻する様に声に出してみて。頭の片隅にある引き出しを開けたり閉じたり、何か思い出せそうなのに。ほんの僅か数秒の事、余りにも自然に自分を呼ぶ"アリス"と言う名前から一つの児童小説へ辿り着いた。まだ小さかった頃に読んだその本と照らし合わせて見ると、この世界は詰まるところ__。己の気付きに言葉も出ず、視線は物珍しげに彼方此方へ。その間断続的に響く悲鳴、色褪せた大地、今にも振り出しそうな曇天、何処にも無い赤い薔薇。己が知っている世界とは到底異なる異質さに微量の訝しさを浮かばせながら、)
お茶会するにしてはちょっと…ヤバくないですか。なんかずっと悲鳴とか聞こえるし。あ、もしかしてハートの女王様が処刑してるのかなぁー…なんて。
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