刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
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( 病室では怪訝な表情を見せた相手だったが、矢張り部屋の中で缶詰状態は息が詰まるのだろう。今度は拒否も無く誘いに乗ってくれた。それに破顔し胃に落としやすい様にとスープジャーに温かいコンソメスープを入れて簡易お昼ご飯もお供に。___走り慣れた道路は然程混んでいる事も無く比較的スムーズに進む事が出来た。こじんまりとした町を抜ければ並木道が広がり木々の香りが風に乗り、更に進めば助手席側には壮大な海が広がる。相手の開けた窓の隙間からは優しい海風が車内に入り込み、特有の潮の香りが鼻腔に届くだろう。それから凡そ15分程で目的地に到着すれば近場のスペースに車を停め「怪しい人物は居なさそうだね。」と、既に見回りが建前だとバレている事をわかっていながら満足そうに口角を持ち上げ。車内から一歩外に出れば潮の香りも強くなると言うもの。吹き抜ける柔らかな海風に靡く髪を押さえ付けてから耳に掛け、備え付けられている木のベンチに視線を向けた後。何を思ったか笑顔のまま相手を見上げるや否や「…エバンズさんのエスコートが欲しいな、」と、珍しい角度の強請りを一言。パーティ会場でもあるまい、たかだか木のベンチまで行くだけにエスコートも何もと言う話だし、そもそも相手はそんなタイプでは無いとわかっていながら楽しげな雰囲気を纏い返事を待って )
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