刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
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( 相手の反応から察するに、やはり此のホットミルクの味が可笑しい訳ではないのだろう。ミネラルウォーターを手渡されるとまた苦味を感じたらと僅かに警戒した様子ながら少し口に含むと、苦味を感じる事はなく安堵する。何が原因か明確な事はわからないが、物を口に入れる事、味のあるものを食べたり飲んだりする行為自体に少しばかり気が引けてしまい「…今日は夕食はいい、」と告げて。何も胃に入れる事なく眠っていた為もう一度眠る前に少しでも何か食べようかと思ったものの、その気は失せてしまっていた。明日の朝目を覚ましてから少し食べれば良いだろうと考えて。---けれど、音によるストレスと異常な味覚の変化による食欲の減退は、少しずつ、けれど確実に身体を蝕むものだった。神経が過敏になっている上に栄養が不足している状態は、非常勤で確保した休息を上回る勢いで心身を追い詰めた。薬を飲んでいなくても苦味を感じる状態は続き、食は一層細くなって数日で体重が少し落ちるに至り。『…ねぇ、ベル。警部補少し痩せた感じしない?最近顔色良くないよね、』と、署内でフロアに出て来ていたエバンズの姿を見たサラが、相手に声を掛けて。 )
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