刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
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( 起きて来た相手と挨拶を交わし、相手がリビングを離れている間に相手のマグカップにもコーヒーを淹れておく。2つのマグカップを手にソファに向かい腰を下ろすと、片方をテーブルに置き自分のコーヒーを啜って。不意に耳に何かが当たる感覚と共に響いていた音が遮断される。驚いて顔を上げれば、相手の言葉から冬に使うイヤーマフラーが着けられている事に気づき。冬でもイヤーマフラーを着ける事が無いため初め違和感があったものの、頭に響く嫌な音は確実に小さく感じられ聞こえ方は楽だった。「…助かる、音が遮断されて幾らか楽だ、」と答えて。---いつもの時間に出勤したものの、多くの署員が行き交うフロア内は想像以上にきつかった。タイピングや電話のコール音、紙を捲る音などほんの些細な物音が嫌に反響して頭痛を引き起こす。執務室に居れば幾らかマシではあるものの、音に異常に敏感な今の状態はかなり精神を擦り減らすものだった。 )
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