刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
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( 然程考える間も空けず身を寄せて来た相手を緩く腕の中に閉じ込める様にして抱き竦める。相手を苦しめるものは何も無いと、この腕の中に居れば安全だと、実際はそんな事は勿論無いのだが今この一瞬だけで良い、僅かでもそんな錯覚を覚えてくれたらどれ程嬉しいか。胸元付近で落とされた小さな小さな願いに微笑み相手の肩付近を擦ると「…大丈夫、何処にも行かない。」と、安心出来る様に静かに答えつつ、恐怖無く相手が眠りに落ちるまでその手を動かし続け。お腹が小さく鳴ったのは数分後の事。その音で夕飯を食べていなかった事に気が付いたのだが、この腕を解き寝室を出る気にはなれなかった。何もかもが明日の朝で良いと思ったのだ。それよりも何よりも、相手が目を覚ましていないかの方が肝心だ。息を潜め、僅か視線を下げるも暗がりと位置的に表情は見えない。相手が眠り続けているのならば、安堵の息を小さく吐き己もまた眠りにつき )
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