刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
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( 強い薬と言うのは際限なく、自分を生きた屍にしてしまうものもある。これ以上強い効力を持った薬は無いと相手が言うのは、今の生活を維持出来る上限が此処だと言うことなのだろう。それ以上食い下がる事はなく、静かに目を閉じたままでいて。---意識が宙を揺蕩うような感覚に包まれたまま、少しは眠っていたのかもしれない。目を覚ますと身体はだいぶ楽になっていて、此れなら聞き込みに出る事も問題なさそうだと思うと身体を起こして。意識が朦朧とするような感覚も既に消えていた。相手に点滴を外して貰い小さなパッチを貼られると捲っていた袖を下ろしてボタンを止める。「……今投げ出したら、きっと深い後悔に苛まれる事になる。妹を、______2度救えなかったと思いたくない。」徐に告げたのは、先ほど吐いた弱音への自分なりの現時点での考え。今は身体が楽になったからそう言えるのだ、と相手は思うかもしれない。けれど、一生後悔を引き摺るのは嫌だった。「…また連絡する事になると思う。タイミングが合えば、また頼む。」と、今日のような処置をまた頼みたいと言いながらジャケットに袖を通して。 )
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