刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
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( あの事件で取り返しのつかない”失敗“をした自分たちは責められて当然だという罪悪感にも似た思いが、あの場にいた全刑事たちの中に根深く残ったと言っても過言ではないだろう。その思いに縛り付けられ、誰も声を上げられず批判に晒され続けた。一度は心に蓋をして感じなくなった痛みややるせなさが、少しずつ湧き起こるようになっているのは自分でも感じていた。気づかなければ楽だと思うのに、苦しいと感じてしまう。---相手と共に部屋に戻ると、静かな空間にようやく気持ちが幾らか落ち着くのを感じた。同時にかなり気を張っていた為か重たい疲労感に襲われ、ソファに座るとそのまま身体を預けるようにして息を吐き。此処には軽蔑するような視線も、囁くように噂をする声も無い。「…俺が打たれ弱くなってるのか、正常な感じ方なのか、分からない。」徐にそんな言葉を紡ぐ。ワシントンに居る間に心身ともに不安定になってしまった事で打たれ弱くなっているのか、或いはこの苦しさが、感情を掻き乱される感覚を感じるのが正常なのか。 )
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