刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
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__自分自身を犠牲にするエバンズさんを心配して、大切に思う人達がたくさん居るって事、何時か届くと良いなと思います。
( 彼の自己犠牲は間違い無く“あの事件”が引き金となったのだろう。その場に居たのに目の前で為す術なく10人以上を失いその中には幼い子供も大勢居た。そして彼が大切に思う妹も。大きな喪失感は例えどれ程の時間が経った所できっと完全に癒える事は無く、ふとした時に、ほんの些細な何かの切っ掛けで頭を擡げる。その度に彼は当時を思い出し1人また心を痛めているのだ。もう楽になっても良いのに、幸せになっても良いのに、未来を生きても良いのに。___「例えこの先何があっても、私の心は永遠にエバンズさんの側にあります。」相手の言葉に柔らかく微笑み言い切る。心が離れる事は無いと、そう言い切れる自信があった。途端に心には暖かな光が灯り脳裏には苦しむエバンズの姿では無い、たまに見る事のあるほんの僅か表情を緩める姿が浮かび、それがまた光の鮮明度を高めた気がした。「先生、」と、先程と同じ様に呼び掛けてから「エバンズさんは何時か幸せになれるでしょうか。」そう問い掛けたのは、エバンズの主治医で彼の事を長く真っ直ぐに見て来た相手からの安心出来る言葉が欲しかったからかもしれない )
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