刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
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( その日も講義を終え18時にはホテルに戻る。帰宅時間は刑事として働いていた頃よりもかなり早くなったが、だからと言って夜の時間を有効に使えている訳でも、休んだからといって調子が上向くこともない。ジャケットをソファの背凭れに掛け、ソファに身体を横たえる。身体が重たく、横になりたいと思う事が増えたのは間違いない。数十分後、不意にドアがノックされ目を開ける。清掃は数日間隔で日中に頼んでいるがこの時間に来る事は無いはずだし、ルームサービスも当然頼まない。自分が長く部屋を借りているのは従業員も知っている為、用があれば受付で声を掛けられる筈なのだが。身体を起こすと、そのまま入り口へと向かいドアを開けて________其処に立っていた相手と視線が重なり、思わず息を飲んだ。何故相手が此処に居るのか、少し大人びたようにも見える相手の緑色の瞳が此方を見上げている。昨日声を聞いたのが1年以上ぶりの事。確かに“待っている”とは言ったが、飛行機に乗らなければならないこの場所までレイクウッドからやって来たというのか。「_______どうして、…」紡いだ言葉は驚愕のあまりそれ以上は続かなかった。 )
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