刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
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ルイス・ダンフォード
( “心配は無い”と言い切った相手が続けた言葉は何の疑問も無く胸に落ちる納得の出来るものだった。確かにミラーの事は深く知らないがエバンズの事はよく知っている。彼が例え自分の身を犠牲にしたとしても遺族に寄り添い、最後の最後まで事件解決に全力を尽す事を。そうしてそんな彼の傍で、彼の背中を見て此処まで来たミラーならば__。大丈夫だと自信があるのだろうその微笑みを見て漸く僅かに微笑み返しては『…嬢ちゃんの事を知ってるのは俺よりもお前の方だ。そんなお前が心配ないと言うなら、そうなんだろうよ。…電話は頼む。』エバンズの事は勿論の事、目の前に居る相手の事も信じているからこその返事と共に提案に首を縦に振り。それから態とらしく肩を竦めると『…それにしても、昔からお前の言葉には説得力がある。』と、少しばかりの過去への懐かしさを滲ませて )
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