刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
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ルイス・ダンフォード
( __その日、午後からの仕事が比較的スムーズに進み何時もより数時間早く相手の面会に行く事が出来た、のだが。病室の扉を開けるよりも先に声を掛けて来た看護師から、夜中に酷い発作を起こした相手は高度治療室へと移動になり、医者や看護師の目の届くそこで面会は一切禁止だと告げられ絶句する。クラークの存在を知らないからこそ一夜にしてそこまで症状が悪化したのかと思うと同時に、ふ、と浮かんだのはクレアの姿。相手の過去を知る人で、相手もまたクレアにならば変な気を遣わず自然と弱みを見せられるのではと考えれば後の行動は早いもので。看護師に礼を言ってからスマートフォンを取り出し【クレア・ジョーンズ】の名前を押す。数コールの後に彼女の声が聞こえれば『…ダンフォードだ、元気にしてたか?』と先ずは名乗り『久し振りの連絡が楽しい話じゃなくて悪いんだが__エバンズが入院した。心身共にかなり状態が悪くてな、今日から高度治療室に移されたらしい。』続けて簡単に相手の状態を説明するもその声色が重たい空気を纏っている事、“高度治療室”の単語から大変な事になっている事は容易に想像が出来るだろう )
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