刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
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( ただでさえ肺炎の所為で呼吸が苦しい中で発作を起こし、補助的な役割を果たすはずの酸素マスクも外れている事で意識を保つのに必要な酸素を取り入れる事だけで精一杯だった。管が繋がったままの針は床に落ち、先端からは少しずつ薬液が滲み出るものの其れが身体に入る事はない。巡回で看護師が状況に気付いた時には既に意識の混濁があり、夜中にも関わらず病室は慌ただしくなり。---血中酸素濃度がかなり低下していた事、肺炎の症状が重い事、発作が頻繁に起こる事、そして常に目の届く所で経過を観察する必要があると判断された事で、高度治療室へと移されたのは明け方の事。ダンフォードにその事を伝える術はなく、面会が出来ないと知るのはいつものように彼が病院を訪れてからになるだろう。 )
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