刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
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( 飲み会の代金は一旦自分が持つのでも構わないし、時間も時間なため必要なら一緒に署まで行く事も提案したものの相手は直ぐ戻るから大丈夫だと言ってパブを後にして。---一方のエバンズは誰も居なくなった署で一人作業を続けていたものの、突然強い眩暈に襲われ手を止めざるを得なくなった。疲れが取れきれないような感覚を感じる事はあったものの、此の所は大きく体調を崩す事もなく落ち着いている筈だったのだが。息がしづらい感覚に眉を顰め一度目元を覆う。しかしそれは直ぐに落ち着くものではなく、マグカップを手にすると立ち上がり部屋の電気はそのままに給湯室へと向かって。水を汲み薬を飲もうとしたのだが再び平衡感覚が分からなくなるような眩暈にシンクに掴まったまましゃがみ込む。此の所然程体調は悪くなかった為少し油断していた。浅くなる呼吸を抑え付けながら落ち着くのを待つばかりで、ポケットに入れているスマートフォンで相手に電話を掛ける事は選ばなかった。 )
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