刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
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( 今なら失くさないと言う相手に、搭乗直前になってようやくチケットを渡すと指定の飛行機に乗り込んで。「物騒な事を言うな、そんな事件には関わりたく無い。」と一蹴しつつ相手の隣の席に座り、軽くネクタイを緩めて。その後無事離陸すると程なくCAがドリンクサービスを始め、温かい紅茶を一杯貰い窓の外を眺める。天気も良く眼下には青空と雲が広がっており、飛行機に乗るのも久しぶりだと考えつつシートに背中を預けて。「着いたら起こしてくれ。」深い眠りにならなければ夢見が悪くて飛び起きるような事も無いだろうと相手にそう伝えておき、目を閉じる。---相変わらずあの事件以外の夢を見る事は無く、眠りに落ちて夢を見始める度に意識が覚醒する為、微睡むばかりでもどかしくもあったがこれはいつもの事。深い眠りに就くには睡眠薬かアルコール飲むかしか無いのだが、それでも夢を見ない確証は無い。目的地までの間、浅い眠りを繰り返していて。 )
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