刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
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( 先程迄の表情が嘘の様に一瞬で輝く相手の表情を見て、本当に相手の出した要求を飲んでしまって良かったのかと言う思いは残るものの一先ずの口封じの為には他に選択肢は無い。止めていた箸を再び口に運びながら、悪戯に笑って見せる相手を前に改めて深々溜め息を。「何処まで追及されるかにもよるが、貧血で倒れたとか熱が下がらなかったとか言っておけば何とかなるか?」恐らく搬送された事は耳に入っているだろうし、5日も休みを取ったのだからそれなりの説明が求められるはずだが良い案はこれと言って思い付いている訳でも無く。入院が必要な重篤な物では無かったと上司に思わせる事が出来ればそれで良い。---こんな面白くも無い話をしながらの食事で相手が何を楽しんでいるのかは謎だが、今後も週に1回は相手に何処かしらの店に連れて行かれるのだろう。同時に、条件を飲んだ以上此方から相手とペアにしないよう上に話を付ける事は出来なくなった訳で、今後も相手との業務を与えられる可能性は高そうだとも考えながら、程なく食事を終えて。 )
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