刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
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今のは私が悪かったです。ごめんなさい。
( 所謂職業病と言ってしまえばそれまでだが相手の声を荒らげる姿を初めて見ればビクリと肩を震わせて。されど容疑者でも無い相手に掛けた口調としては間違っている事に気が付くと素直に謝罪を一つ伝え。視線で以て促されるままに唇を薄く開いては「隠れて薬を飲まないで欲しい。飲まなきゃならないタイミングで私が傍に居てもちゃんと飲んで。何も追求しないから。それから、休める時は休んで欲しい。週に一回でもいいから一緒にご飯が食べたい。後__私の事本当に要らなくなった時以外は拒絶しないで。」一つ、一つ、とやや多過ぎる気もする要求を至極真面目なトーンで告げていき、最後だけは明らかに先程の言葉を聞いての付け足しだろうがお構いなく。まるで駄々を捏ねる子供に言い聞かせるような色で落とされていく言葉達を途中で口を挟む事無く最後まで聞き遂げる。そうして浮かべる表情は怒りではなく笑み。「私、エバンズさんと一緒に居ると幸せなんです。一緒に食べるご飯は美味しいし、仕事ももっともっと頑張ろうって思うし、…これじゃあ理由になってないかな?」心の底からそう思っているのだという事が相手には伝わるだろうか。聞く人が聞けば愛の告白とも捉えかねない言葉だが自身にとってはあくまでも真面目な返答であり )
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