名無しさん 2022-01-13 17:50:57 |
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…ッ、ははっ!良いねぇ、鉄の塊だったか!
( 蹴り上げた衝撃は通常生身の人間でも痛みは鋭いものの今回はそれとは別の鈍い痛み。それから導き出される答えはと考えていればやはり、別からも襲ってくるそれを拳銃で応戦する相手の方を見遣れば確証へと変わり。“生身の人間”ではないそれだと分かれば何処か背徳にも、嬉々とも判別の仕様がない感情が腹の底から沸いて出てくるようで脳を厭という程刺激してくる。全て捕らえて解体してやりたい、鉄の内蔵に機械を容赦なく差し込んで切断してやりたいと、追い詰められていくなかでも頭の片隅は既に解体一色。しかし何時までもこのままでは埒が明かず、生身の人間である此方が消耗するばかりでとてもよろしくない。受けた弾丸の傷口が開いてきたか、腹部からの痛みが然る事乍ら息が上がってくるとそろそろ限界で。ふと周りを見渡してみれば先程から特有の臭いを発していたものを見つけ、ひとつ笑みを浮かべては名残惜しそうに煙草の最後のひと吸いを終えるとその煙草をそこへと放り投げ。地面に落ちる前すれすれの所で空気に触れたのを確認しては再び相手の首根っこを掴んで引き寄せると肩に掛けていたいた白衣でぐるりと包み込み、自身は上から抑え込むように少し力強く抱きしめると同時に妬ましい爆発音と共に灼熱が吹き荒れては踏ん張っていたがその衝撃に耐えきれず相手を抱き締めたまま吹き飛ばされると近くの壁に背中を強打し思わず顔が歪むが少ししては爆発と炎も収まり、辺りは焦げた臭いと黒の塊の静寂に包まれて )
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