名無しさん 2022-01-13 17:50:57 |
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……っ、触らないで!
( 聞いたことがない笑い声に思わず肩を縮めた後、相手の一歩と同じように壁へと後退りする。さながら蛇に睨まれ呑まれる事をただ待つ蛙のように、自然になすすべもなくただ組み伏せられる仔猫のように、ただ生物的本能に組み込まれた恐怖という感情が色濃く瞳に焼きついていた。酷く視界にのみ意識が向き手先の感覚が余りにも鈍っているのが嫌でも感じたのか思わず鉄腕をなぞった相手の手を払おうと、威嚇するかのように言葉を発した瞬間____喧騒を払うように乾いた銃声が辺りへと響いた。脳へと残響がぐらぐらと伝わり、幸にも蛇から逃れる事には成功する。気づいた頃には只事ではない空気が漂っており、さながら蜘蛛の巣のように男女問わず目つきの鋭い人間たちが二人を取り囲んでいた。「 ほら、早速お手並み拝見よ。 」通信本部への連絡も繋がる気配なく、交戦する事は不可避の状況へと陥りながら先程相手が言っていた言葉を思い出し。それでも記憶からは先程の感情が拭えないのか、目を合わせようとはせずにただ淡々と言葉を紡いでいた。怯えや恐怖といった生物的感情を冷酷の仮面で塗り潰せば、目の前の集団を見据える。一触即発とでも言うべきこの状況下で、先に武器を取り出したのは彼方だったようで、巷で流行っているフォルムの改造銃と鋭い殺意を此方へと向け。 )
( / 寛大なお言葉有難うございます。少々自分で決めすぎかと不安だったのですが、気に入っていただけたのでしたら何よりです。戦闘能力が高い御子息、軽率ではありますがとても好みです……制限など本当に何もないのでばんばん無双して下さればと思います。進行具合にも寄りますが、娘は平静を装っていながらも様々なものに怯えていると思うのでお気に召されば幸いです。時々強かな所も見せられればと思います。 ( 用件等無ければ蹴可です) )
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