地雷女 2021-12-19 23:10:59 |
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( 複数の鋭い針に刺さりそうなところ、ギリギリで吊るしあげる。苦しみ悶える姿と助けてくれと慈悲を願う姿、どれも堪らない。ゆっくりと口角を上げ、特等席の柔らかな椅子に腰掛けては足を組む。このまま遅いスペースで下くと、きっと早く殺してくれと願うだろう。今日はそれで良い、今日は女神様にでもなりたい気分だ。随分と機嫌良さげに赤いレバーを下げ、不愉快な機械音にも恍惚な表情を浮かべては客人の反応を待つ。この客人で記念すべき六百名目の死刑者だ。祝わなければな、と頬に飛んできた血渋きを舌で舐めては左右の口角を歪に釣り上げ笑ってみせ )
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