地雷女 2021-12-19 23:10:59 |
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「 こんにちは、ロイド。今日は遙々お越し頂き有難うございます。リアンに見付かる前に御挨拶だけと思ったのですが、何故ニコル様とそこまで親しそうに…? 」
「 あれ、言ってませんでしたか?ニコル様とは幼馴染なんです。ほぼ毎日のように御互いの屋敷を行き来しているんですよ 」
「 ああ、そうだ。ロイドは俺の気持ちを理解してくれたからな、是非これからも共に時間が許す限り過ごそう 」
「 お兄様とロイド様のロマンス小説…!想像するだけで素敵ですが、お兄様であろうとも抜け駆けは許せません! 」
「 はは……。全く、恋敵がどんどん現れて僕も困りますよ。パーティー後にロイドは僕の自室へに来て下さい。周りの目を気にして敬語で話すのは少し疲れてしまいますからね 」
「 はい、そうします。では俺は挨拶周りでもしてくるので、皆さんで是非話しでもしてゆっくりされて下さい 」
「 ええ。では、また。……ニコル様もロイドを狙っているとは驚きです 」
「 そうか?ロイドは婚約者がいないから俺が立候補したいと父に相談をしてみたら、かなり乗り気だからそろそろ婚約だ 」
「 父様ったら!差別がないのは良いことですけど乗り気なんて…!私もロイド様と恋愛がしたいのです! 」
「 まるでカタリナの読んでいる小説みたいな話ですね。そんな上手くいく訳がないとは思いますが、僕も負けていられませんので 」
「 わかった。勝負だな 」
「 私も!私も勝負に入りますっ! 」
「 (やばい。このまま行ったらジオルドがカタリナとの婚約を解消して俺、ロイドと婚約すると言い出し兼ねない。後で作戦会議をしておかないと。) 」
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