Ｈａｐｐｙ . . .　　　

「　清掃お疲れ様、雑務さん！　」

『　えっ……と？　』

『　……アンタ誰なんだゾ？　』

「　そっか初めましてか！俺はポフムィオーレ寮の二年ゴーテル。綺麗好きな俺からしたら雑務の人なんて有難い存在過ぎんのよ、だから手伝おっかなーって　」

『　そんな！いいのかな…？　』

『　手伝って貰った方が楽だゾ！　』

「　ふふ…、じゃあ手伝おうかな。アンタら今は無一文だろう？お金がないのにここでどう暮らしていくんだい　」

『　うーん…雑務で給料貰いながら、ボロボロの寮で寝泊まりかなあ　』

『　ツナ缶は買えないんだゾ…　』

「　はは、それは大変だ。今日の昼食を俺がアンタらプレゼントしてもいいけど　」

『　えっ？！いいのか？　』

『　そんなの……！！　』

「　いいよいいよ、俺アンタらとは違って貯金に余裕あるしこれから学校を美しくしてくれるんなら御礼も込めて　」

『　うう…！お前はエースと違って相当良い奴なんだな！俺様嬉しいゾ！　』

「　エースに伝えておくよ　」

『　？知り合いなんですか　』

「　入学式の後にいきなり声を掛けられたから知り合いかな　」

『　へえー　』

「　それと…ここにいる奴ら全員性格悪いから騙されないようにな。エースの時みたいに意地悪されたら嫌だろ　」

『　気を付けるんだゾ　』

「　うん、じゃあまたね　」