主(賢さG) 2021-12-15 19:00:34 |
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…実に不可解だな。だが、カフェにとってはその目に映る世界こそが真実であり、それはいくら他人が否定したとて曲げることは出来ないということなんだろう。だが…俺は彼女に感謝をしなければならないな、君は彼女と出会い走る喜びとその理由を得ることが出来た…それが無ければカフェと俺がこうして出会うこともなかったんだから
(これまで以上に多くの事を語ってくれた彼女の言葉に運転をしながら黙って耳を傾けていて、一通り話したいことは話し終えたのか再び沈黙が訪れれば次はこちらがゆっくり口を開き。彼女の話は相変わらず自分の理解を超えているし彼女の周りの反応も至極真っ当なものなのだろうと一般論として納得しながらも、彼女にとっての真実はどうあっても変わらないだろうし曲げられないものであることも同時に理解して。そして決してそれらが冗談や妄言の類ではないということは本人のこれまでの態度からも明らかであり、自分には考えも及ばない何かが彼女にもたらした影響はそれだけ大きかったのだろうと考えれば自分はそれに感謝をしなければならないと言い「…そろそろ認めるしかないようだな。君のお友達は単なるオカルトではない、確かに正真正銘君の良き友人として共に居るのだろう」相変わらず全容が見えない存在ではあるが、それでもそこに居るという事実はもはや疑いようのない事実だとこれまでの自分の認識を改めれば、バックミラー越しに彼女のお友達がいるのであろう一点をチラッと見やり)
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