【ウマ娘】影ノ足跡

…私自身の、想い…？

( どうして危険な目に遭ってでも、これから遭うかもしれないというのに、ここまで自分に対して熱くなれるのだろうか。どうしてそこまで自分を見るのだろうか。何故、諦めないのだろうか…でも彼からのスカウトは、今までのトレーナーとは違う。不気味だと言われている自分を恐れず、自分のお友達の存在は信じていなくても否定はしなかった )

……私は…彼女の様に、強くなりたい…追い掛けるだけの走りより、追い抜く走りを…私にある可能性を、知りたい……。

( 手を胸に当て、目を伏せる。誰にも言葉を借りず、ゆっくりと…もしそれが叶うなら、夢を追い続けるのに必要ならば )

……だから私は、貴方を…信じてみたい……。

( 目を開き、自分の想いを。自分だけの言葉で、はっきりと口に出した。彼の言う自分の可能性を知りたい、このまま何も知らず…何も出来ないを繰り返すことはしたくない。いつか彼女が自分の前からいなくなるかもしれない。これがもし運命の分岐点ならば、選ぶべき道は決まった──でもその前に、「…明日、選抜レースがあります。スカウトの返事は…また、そこで…。」…構いませんかね、と首を傾ける。理由は話さなかった、でもその日に必ず答えると約束をする )