主(賢さG) 2021-12-15 19:00:34 |
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は、はい…いただきますね…。
( 彼から手渡されたドリンクを受け取れば、小さく頭を下げて感謝を。それを飲む前にまたもう一度一息吐いた後、ゆっくりとそのドリンクを飲む。焦りが出た、まさにその通りだった。途中まではまだ順調な方だったが、疲労しているという意識がはっきりと出たのは中盤から。そこから保つべきペースを忘れ、無茶な走りをしてしまった。タイムは先程より早いらしいが、リスクが大きい走りだったのは自分でも感じていた。それにこの結果自体偶然とも考えられた。つまり、もしかしたら目標よりも大きく遅れる可能性が、もっと酷ければゴールにすら届かない結果になっていたかもしれない。「…ありがとう御座います、落ち着きました…まだ冷静さを保つ力が足りていませんね。」ふぅ、と落ち着きを取り戻した後、貰った飲み物を笑みを浮かべたまま彼に返す。 自分の走りを振り返り、この練習の目的への難しさを改めて感じた。それに無茶な走りをしたせいだろうか、少しだけ脚に違和感はある。まだ限界という訳ではないが、当然先程よりも疲労が溜まっている。なるべく表情には出さない様にはする、恐らくそんなことをしても彼のことだ、気付かないとは思っていない。それでも自分のトレーナーの前、そういった姿は見せたくないというほんの少しの強がりだろう。時間は陽が隠れるまで後少し、次はどうしましょうか…?と彼の方へと視線を向けては )
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