主(賢さG) 2021-12-15 19:00:34 |
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はい…わかりました、今後はこのタイムを基準に──
…え?あ、いえ…御礼を言うなら、私の方も同じ…ですので。
( 彼から聞かされた結果は今までよりも良いものだった。焦らないこと、自分のペースを保ち続けること、そしてアドバイスにあった始まりから終わりまでのイメージを創ること。自分が持つ一番理想の走りをする為に必要なことを理解ったことで出せた結果だった。これが成長というものだろうか、知らない自分を知ったこの感じ、自分ならどう表すべきかわからないまま、ただ結果を教えてくれた彼に対して小さく微笑んだ。そしてまた新たな基準のタイムを聞くと同時にトレーナーから感謝の言葉を受け、自分からも小さな声でもしっかり聞こえる様に"ありがとう御座います"と感謝をした。「…まぁ、やはり彼女には…ですが。それでも…気のせいでも、少しだけ…僅かに近づけた。…そんな気がします。」お友達には今回も追い付けなかった。自分の走りを知る為の練習だとしても、やはり悔しくはある。例え差があっても、今の自分じゃ絶対不可能だとわかっていても。だが今までと同じ結果ではなかった。僅かに彼女の背中を近くに感じた )
…それに、アレの対処も…きっと。
( この結果に、自分たちを今一番困らせているアレに対しても対抗出来るのが近いかもしれない。小声でポソリとそんな希望を呟けば。「…あ、いえ。何でもありません…えっと、この後はどうしましょうか。」まだ此処でアレをどうにか出来ると言うのは控えた。きっと後少しだとは思うが、まだ少しだけ時間が欲しい。そして次は何をするか、先程のでそれなりに体力は消耗してしまったが、まだ少しなら練習を続けられるという意志を見せた )
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