主(賢さG) 2021-12-15 19:00:34 |
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お友達も…ですか…?
( 練習が始まる間際、ふと出てきたお友達も一緒に走るという彼からの提案に耳を傾けた。お友達は今も側に居る、トレーナーの提案一つに彼女も反応した様子で、聞かずともいつでも走れるといった様子だ。確かに彼女とも一緒に走れば実践に近い意識での練習に取り組める。効果的になるのは間違いないだろう。その代わり難易度が高くなるのも間違いないこともわかっていた。前を走る彼女に焦りペースを乱す可能性もゼロではない。だからといってその案を受けないつもりなどはなかった。「そうですね…私も、それがいいと思います…それに、最近彼女と走ることも…あまりなかったので…。」彼女をただ追い付く為に走っていた時とは違って、今はトレーナーも居ることから彼女を追い掛ける為に夜のグラウンドに出ることはなかった。今回彼女と一緒に走るこの機会から、今の自分をより知ることが出来る。焦りに引っ張られ自分が保つべきペースをどれだけ維持出来るのか、絶対に良い走りが出来るとは限らないが、以前よりも冷静に走れる気はどこかしていた )
…うん、ありがとう…じゃあ、お願いするね…。
( 自分だけしか見えない彼女の居る方へ、快く一緒に走ってくれることに小さな声で微笑みながら感謝をする。そしてお互いどちらも準備が出来れば、スタートの位置に立ち。「…はい、彼女もやる気みたいです…ではトレーナーさん、スタートの合図をお願いしますね…?」クスリと笑いながら彼女の様子を彼に伝えた後、自分とお友達がいつでも走り出せる準備が整ったことも彼に伝える。そしてその合図が出るまで待つ )
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