主(賢さG) 2021-12-15 19:00:34 |
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…いえ、トレーナーさんの言う通りかと…。後悔ばかりでは、私の恐れていることが起きてしまうかもしれない…それが起きてしまっても、きっとまた…落ち込んで、後悔して…その繰り返し。
( 彼の言葉はもっともだ。どんな結果であれ、反省ではなく後悔で終わらせてしまえば何も得られない。次の対策も出来ずまた同じことが起きて、いつか助からなかった確率に結果が転がってしまったら…それは考えることすら悍ましい。そして唯一の存在が消え続けてしまう、そんな負の連鎖を起こしてはならない。相手の言葉も態度も冷めきったものだとは感じなかった、というか今まで彼の言葉にそういったものを感じたことはない。彼という人物への理解が深まってきたからなのか、理由は何であれ彼の言葉は自分にとって支えになっているのは間違いないだろう。「…次こそは、大丈夫です。」と、しっかりと目を合わせながら先程まで後悔をしていた姿を見せず、次に向けてと彼を安心させる様に今度は大丈夫だと、そう一言呟いた )
…えっと。ありがとう御座います…少し、落ち着きました…。
( 彼の優しさに触れ、何とか落ち着きを取り戻せた。しかし、こうやって頭を撫でられたことはなかった為、頬を掻きながらどこか恥ずかしそうに戸惑った様子を見せてしまう。生きてるなかで撫でられたのは初めてではないが、何だか初めての様だという不思議な感覚だった。決して不快で嫌いな感覚ではなく、寧ろ好きな感覚だ。目を伏せながら、彼が頭を撫でる手を止めるまで何も言わないまま、じっと大人しくしていて )
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