主(賢さG) 2021-12-15 19:00:34 |
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そんなことは初めて言われたから少し照れ臭いな…どちらかといえば理屈っぽいとか堅いと言われることの方が多いし、俺自身もそれは自覚していたからな
(自分の言葉で誰かの心を軽くするなんて自分にとって経験のないことで。これまでに担当してきたウマ娘たちと築いてきた互いにとっての実利ばかりを追い求めてきたものとは全く違った信頼関係の形にこそばゆさを覚え、ついつい目を逸らしてしまうが、こんな関係も悪くなく、理屈だけでは説明のつかないこの充足感は現時点でなんの根拠もないが自分たちの今後の為に良い影響を与えてくれるだろうという確信があって。今日は休日のためか人通りが少ない学園近くの道をいつになく晴れやかな気持ちで歩いていると不意に誰か…ではなく何かに背後から、それも相当な至近距離、肩越しに見られているような感覚に襲われる。この感覚には覚えがあり、咄嗟に彼女の手を取る「…カフェ…気付いているな…?」日当たりが良く暖かい陽気な筈なのに背中には冷たいものを感じる。気のせいか、これまでに感じたものよりも気配を色濃く感じている自分がいて、これまでは漠然と異質な何かの気配を感じるという程度だったが今はハッキリそこに居ると認識してしまっているのがその証拠で、動揺を悟らせないよう深く深呼吸をしては隣の彼女へと目配せをして)
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