主(賢さG) 2021-12-15 19:00:34 |
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すまない、待たせてしまったかな。店頭分は売り切れで裏から在庫を出して貰ってたんだ
(場所はわかってるからすぐ戻るとは伝えたものの、結局目的のものを手に入れるまでに紆余曲折あって10分以上の時間がかかってしまい、その後彼女がいそうな場所を探し歩き、様々なコーナーを見て回って最後にやってきた絵本のコーナーでようやく見つけ、彼女のイメージ的には一番居ないだろうと見立てていた場所であったため見つけるのに余計に手間取ってしまって。それから彼女が手にしている絵本を興味深そうに見やって「ほう、絵本か…カフェが絵本に関心があるとは少しだけ意外だったな。俺は久しく読んでないが、これはこれで中々侮れないものではある。物によっては教訓や学びを得られるものがあったり、感受性を高めてくれたりもするからな」確かに相手の普段のイメージから絵本は中々に結びつかないものではあるが、それを決して子供っぽいだとかそういった否定的な感情は一切持たず、絵本の物語や内容を純粋に楽しむという方向性からはズレた意見ではあるが書物として何歳になろうと読む価値があるとそんな風に話しながら、本棚から一冊の絵本を取って。「…意外に思うかもしれないが、俺にとってのトレーナーの原点はこれなんだ。物語の主人公たちと同じように…という訳にはいかないが、それでも辿り着きたい到達点はずっと変わっていないんだ」手に取った絵本はそれなりに有名な作品で、地味だったウマ娘が一人のトレーナーと出会ったことで皆から慕われるようなウマ娘になる王道のストーリーであり。しかし現実は物語のようには優しくないし今では研究者として堅実な理論の積み重ねという煌びやかさとは無縁なトレーナー道を歩んではいるが、それでもウマ娘を輝かせたいという想いの原動力にはなっていると語り)
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