主(賢さG) 2021-12-15 19:00:34 |
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そうですね…はい、折角ですし…トレーナーさんが戻ってくるまで、気になる本はないかと見て回らせて頂きましょうか…。
( 彼の買い物が終わる少しの間に、好きに見て回っていいと言われ少し考えた後、その間に気になった本を探すことに決めコクリと小さく頷いた。アレのことを考えて離れての行動は良くないが、短時間の間ならば問題はないだろうと判断した。それに距離もそこまで遠くなる訳でもない、アレの気配を感じたら直ぐに彼のもとに戻ればいい。"それではまた後程…"と頭を下げた後、彼は目的の本を、自分は好きに本を探しに行くことに。しかし好きな本といっても、特にこれが欲しいといったものはなく、ただ適当に見て回る様に進んでいく。取り敢えずは目に止まり気になった本に触れて回る。ウマ娘向けの練習本や、学園で習っている授業内容で見たことのあるのが載ってある本、小説や漫画など様々な本を見て回る。その中で一番強く気になったのが、「…絵本、ですか…何だか、懐かしい感じがしますね…。」と一冊の絵本を手に取る。絵本は今でも時々読むことはあったが、最近は見ることはなかった。小説や漫画に描かれている物語とはまた違った何かがあるのが好きだった。他人からしたら、こんなものはとっくに卒業するべきだとは思われてしまうだろう、でもそんなことは気にしていない。確かに絵本を読んでいる姿を見られるのは少し恥ずかしいというのはある。それでも引き込まれてしまうものだ。丁度周囲には誰もいない、しばらく彼が戻ってくるまで読み続けてみることにした )
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