主(賢さG) 2021-12-15 19:00:34 |
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え…私に、関心を…ですか…?
( 此方に視線を向けていた理由を聞き、小さく首を傾けた。今まで不気味など変わった印象を持たれたことは何度もあった。しかし自身に、それも走っている時以外の自分に対して当然関心など持たれたことは初めてだ。彼がその考えていることへの正解は知っている訳がない。一瞬、今の自分にそんな関心を持たれることをしているのかと思うも、そういった要素は持ち合わせてはいない。ただ変わった店でシンプルな料理と珈琲を飲みながらトレーナーとお話をしている。そこには特に変わった点はないだろう。でも、「…その気持ち、何となくですが…私もわかる気がします…私も、トレーナーさんには強い関心がありますから。アナタは、他とは違う…何かがある。トレーナーとしても、人としても…その何かは、私もまだはっきりとわかってはいませんが…。」と、相手に対して関心があるということは自分も同じことだと口にした。思い返すと、彼と会ってから変わったことが沢山あった。それも、短期間の間に。彼が自分にとって変わった者だと思わないのも可笑しくはないだろう。自分も彼と同じく関心があることを明かし、止めていた手を動かし珈琲を一口飲んだ )
…もし、良ければで構いません。その理由が、いつか知ることが出来たなら…教えて頂いても、いいですか…?
( 今度は此方から彼の目をじっと見つめながら小さく首を傾け、そんなことを言った。もしその理由がわかったら、教えて欲しいと。単純にその理由を知りたかった、彼が自分に向けている関心を持つ訳を聞きたかった。今までになかったことだ、彼が許すならその理由を聞きたかった )
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