主(賢さG) 2021-12-15 19:00:34 |
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…ふふ、
トレーナーさんは、珈琲の味がよくわかる人ですね…?
( 彼の言った味の感想に自然とクスリと笑みを浮かべていた。細かな感想を求めていた訳ではなく、ただ美味しいかどうかを言ってくれたら十分だとしていた為、その返事や反応には自分も嬉しく思ったのだろう。そして自分もその珈琲をゆっくり飲むことに、味も自分が想定していたもので上手く淹れられたと思えるものだった。「…何だか不思議な感じです。誰かと好きなものを一緒に楽しむことは、あまり無かったもので…。」一人で飲む時とは違う、珈琲の味は変わらない筈なのに何時もより美味しく感じてしまう。それに、普段はあまり変わらないこの固い表情も自然と笑顔になれている。一人の時の珈琲も勿論楽しいが、今の様に誰かと好きなものを楽しむ時間の良さを改めて知り、これも悪くないと思った。当然この時を楽しむ為だけに来た訳ではない、今日の目的についてはしっかりと把握はしている。と、頭の中で呟き乍も目の前の珈琲に少し舌を火傷しそうになりかけては )
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