主(賢さG) 2021-12-15 19:00:34 |
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成程…誇りを持っているのですね、トレーナーの仕事というのに。…わかりました、トレーナーさんの言った通り…私は、己の為に走ります。
( 此方の問い掛けに考えるまでもなくハッキリとトレーナーとしての仕事についてのことやウマ娘に対しての想いを熱く伝える彼に、先程の質問は愚問だったかと知りクスリと小さく笑った。あの時、スカウトされた時もこうやって熱く語っていた。彼にとって、自分たちの世界への想いの強さには何も疑いはないだろう。「…でも、アナタは私の担当トレーナーです。時には、アナタも私を信じて頼って下さい。」ウマ娘とトレーナー、その関係はお互いパートナーであるもの。常に自分が与えられ続けるのは好ましく無い。だから時々でもいいから、今みたいに仕事の手伝いを頼まれた様に同じく、頼りにして欲しいとだけ伝える。彼のような夢を熱く語れて、ウマ娘への想いも強く、更には自分にしか見えないお友達も受け入れてくれた。だからこそ )
…アナタが好かれてしまう理由としては、十分ですか。
( 資料整理も終盤に入る、その時あの違和感が現れたのに気付く。方向は、この部屋の扉…その前。確実に何かが、この部屋を覗き込もうとしているモノが居る。その正体は恐らく彼の言ってた昼頃に訪れた声の主だろう。「…ご安心を、大丈夫ですから。」彼の前に立ち、そこから離れない様にじっと扉側の様子を見る。まだその扉を破って来る程危険ではない、このまま時間が経てば去っていく筈だと予想して )
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