Devil 2021-11-21 21:57:27 |
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……違う、あいつはそんな奴じゃない。
(いつもだったら相手の胸ぐらを掴み返していたであろうが、今は情けのないことに酔いのせいでそんな判断は瞬時にできない。
そんな状態で怒った大天使から言葉を投げかけられ、確かにそうだ、あいつはそんな奴ではないとだけ首を振る。
そして相手が悲しんでるなら行って謝らないといけない、というくらいのことは理解したらしい。
本当ならしっかり酔いを覚まして、しっかりと謝りに行くべきなのだが。差し出された水を飲み干した。)
___レイモンドに謝ってくる、
(そう言ってフラフラと覚束ない足取りで店を出て行ったかと思えば、外に出るのと同時に指を鳴らした。
店に残された相手は、悪魔が飲んだ大量のウイスキーの精算をさせられる羽目になるのだろうが、そんなことは今は思い至りもしなかった。
そして天使の家のリビングに行こうと指を鳴らしたはずが、あまりに酔っているせいで上手く行かずに玄関の中途半端な所に出てしまい、盛大な物音を立てて家に侵入した上に転ぶことになった。)
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