Devil 2021-11-21 21:57:27 |
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__……、…。
( カーテンの隙間から覗く朝日に、ゆっくりと目を開けて瞬きを数回。なんだか、とても長い夢を見ていたような気がした。しかし、それは悪夢なんかではなく、懐かしいような、つい最近の事のような…そんな素敵な夢だった。
うーん、と小さく声を洩らしながら寝返りを打てば、そこには布団に包まって眠る相棒の顔がある。あの日も、翌日に起きたら相手の顔があって最初は驚いたな、と当時の事を思い返してクスリと笑う。
そういえば、昨夜一緒に飲んでそのまま2人で寝たんだったか、と記憶を手繰り寄せれば、相手の顔にかかった前髪を優しく払い除ける。
いつもならばとっくに起きている時間だが、隣で眠る相手の顔を眺めていると此方も再度睡魔に襲われそうになる。
とりあえず、奪われていた布団を半分取り返せば、此方も布団に包まって二度寝する気はないが、たまにはこうしてベッドの上でのんびりするのも良いだろう。 )
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