Devil 2021-11-21 21:57:27 |
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えぇ、あまり慣れていないものですから、
圧巻されてしまいましたよ。
( ドリンクを一口飲みながら、立食や談話を楽しむ参加者の様子を遠目ながらに眺めていた。何やら欲望の色と、人々が色めきだっている様子が伺える気もしたが、とりあえずは見守る事にしたらしい。特別仕事をしに来た訳では無いが、もしそうだとしても、人間の欲を無下にする事は必ずしも善へ繋がるとも限らないため、慎重に動く必要がある。そもそも、ここは様々な交流がなされる場であり、欲深い人間が多いことは分かっていた。
そんなことを考えて入口の方で佇んでいると、声を掛けられ、見るとそこには優しげな青年がおり、その挨拶に快く返す。
自分も背は高い方だと思っていたが、相手はそれよりも更に高く、少し上目線で相手の瞳と視線があえば、笑顔で相手の言葉に返答した。)
少し遅れてしまって、今来たばかりでして…
それほど美味しいのなら、僕も頂こうかな。
( ふと、食べ物の話題を振られれば、まだ食事を行っていないことを伝えると、指されたテーブルに目をやり美味しそうな料理の数々が映る。日々、相棒と酒を片手に様々な食材を吟味しているだけあって、食には関心が高い。
相手の言葉に、自分も頂こうか なんて柔らかく微笑めば、他のテーブルも見渡して「 どれも美味しそうですね 」なんて続けて微笑む。 )
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