Devil 2021-11-21 21:57:27 |
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「 …あら、私で良ければ、喜んでお相手させて頂きますわ。
そうだ、奥にもっとロマンチックなテラスがあるの、アル、一緒に行きましょう? 」
( 肩を抱かれ耳元で囁かれれば、そのくすぐったさに思わず耳に触れる。更に体に熱が籠るのを感じながら、しかし、直ぐにほくそ笑み、身を委ねるように相手の胸元に頭を持たれれば、目を細めながら楽しそうに上記を述べる。
本人にその自覚は全くないのだが、完全に悪魔の誘惑に当てられ、もう他の男性の事は眼中にない事だろう。
その光景を目の当たりにした男性達は、小さくざわめき始め、見境のない者はすぐに他の女性へとアタックを始めている。小さながらも、徐々に乱れの念が大きくなっていっているようだ。
だか、此方は、そんな周囲にもお構い無しに、ライトアップされた裏庭の見えるテラスへと、身を寄せたまま相手を誘って行ったのだった。)
_……へぇ、凄いなぁ。
( 大広間から、仲睦まじそうな男女が去っていったその直後、天使が一足遅れてパーティ会場へとやってきた。
その煌びやかな装飾を見て、楽しそうに上記を呟けば、ゆっくりと会場の中へと足を踏み入れ、ウェルカムドリンクを受け取る。目のあった者1人1人ににこやかに微笑んでは、そのまま大広間へと進んでいく。)
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