Devil 2021-11-21 21:57:27 |
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___ああ、こういう華やかな場にはあまり足を運んだことがなくてな。
…向こうの紳士が名残惜しそうにこっちを見てる。君はパーティーの花形なんだな、そういうのに疎い俺でも分かる。
(声をかけてきたのは、妖艶な魅力をまとった美しい女性だった。取り巻きも大勢いて、彼女目当てなのだと一瞬で分かるほど情熱的な目を向けている男もいる。
そんな彼女と目が合いこちらに近付いて声をかけられると、おっしゃる通り華やかなパーティーには不慣れなのだと肩を竦めて見せた。少し彼女の興味を引いておきたい。
近くで見るとその美貌も去ることながら手入れもきちんと細部まで行き届いていて、自分を美しく見せることに抜かりのない自信のある女性なのだと感じる。誘惑するにはぴったりだ。
上手く行けば彼女に本気の恋心を抱いている男たちも引きずり込めるかもしれない、なんて。
相手の自信を後押しするように他の男たちの反応を口にしつつ、目の前の相手をじっと見つめて少し笑みを浮かべた。)
(こちらこそ、今回もよろしくお願いします*)
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